介護・医療関係の皆様へ

在宅での施術対応について

てくてく治療院は、平成26年に訪問専門の治療院としてスタートいたしました。

健康保険を利用した訪問施術の他、実費施術での対応も実施しております。

てくてく治療院にできること

てくてく治療院は、自力歩行が困難になった患者様向けに、はり・きゅう・運動療法を用いた施術を行っています。

鍼灸そのものの効果は、主に「筋緊張の改善」、「血流の改善」、「内臓機能の調整」、「自律神経の調整」、「痛みの緩和」などです。

しかし、技術の利点としては、「病気でなく人を診ること」「患者様と触れ合う時間が長いこと」があげられると思います。

単純なコミュニケーションだけではなく、じっくりと患者様の心の声を拾う機会があるのです。

補完医療としてご活用ください

鍼灸治療は、「身体を刺激することで、身体自体に異常を修正させる」医療技術です。

現代医学も東洋医学も、人間の身体をテーマにしています。

説明の仕方が違うだけで、同じもの、同じ現象を相手にしているのです。

違う視点からのアプローチなので、現代医学の死角を補える分野があるということです。

緊急性の高い場面では、医療としての第一選択は現代医学です。

慢性疼痛への心理的アプローチ

長く続く痛みの場合、痛みそのものを一つの疾患として定義する考え方もあります。

痛みのきっかけとなる怪我や病気が治ったからといって、症状が消え去るとは限らないのです。

そういった状態の方に対して、当院では鍼灸治療のほかに、HADS、PCS、SDS、STAIなどの評価を用いつつ、面接を主とした心理的アプローチを実施しております。

リハビリテーションや薬物療法だけではうまく効果を得られなかったケースでも、組み合わせることで良い効果が得られる場合がございます。

※2018年、慢性疼痛治療ガイドラインに「心理的アプローチ」という項目が設けられました

介護者への支援も実施しております

ご家族に限らず、介護職の皆様も含めて「人を支援する」方は、多かれ少なかれ心身などへのご負担を感じやすいものです。

当院では、治療されている患者様に関わる方に限らず、広く人を支援する職業の皆様ご自身の健康を支援しております。

「介護していて最近しんどいのよね・・・」「ついつい、強くあたっちゃう・・・」「わがままばっかりで言うことを聞いてくれない」

というようなお悩みをお持ちの方へ、当院では身体的・心理的側面から支援いたします。

※詳しくは「カウンセリングについて」もご覧ください

介護がスムーズに行える対応のコツや、同じ悩みを抱える方同士の集いの場のご紹介なども行っております。

ご自身の調子を整える機会としてご活用ください。

介護・医療の皆様と連携させてください

鍼灸治療は、医療技術として介護・医療の輪の中に入れて頂くことでこそ、生きるのだと信じております。

例えば、鍼灸師も運動療法を行うこともありますが、機能回復が主目的ではありません。

患者様の感じる、「慢性的な痛み・だるさ」などの症状を取り除くために行うものです。

我々が参加することで、リハビリ専門職の方には、専門職の方にしかできない業務に集中して頂くことができます。

ご担当医の先生をはじめ、看護師、理学療法士、作業療法士などの医療職の方々、

ケアマネージャーさん、ヘルパーさんなどの介護職の皆様全員と一緒になり、

地域の皆さまの健康寿命を伸ばすことが、われわれ鍼灸師の使命です。

担当者会議にも参加させていただきますので、疑問、ご指摘などございましたらぜひご連絡ください。